みみ
みみ
急性中耳炎とは、耳の痛み、耳だれ、発熱などの症状がある病気です。赤ちゃんの場合は、うまく症状を伝えることができないので、機嫌がわるい、耳を気にして触る、急な発熱などに注意してあげてください。また鼻水や咳が長引いた後にかかることが多く、特にお子様では、鼓膜をしっかり観察することが重要です。そのため内視鏡や顕微鏡を使って状態をお見せするようにしています。
痛みや熱はないけれども、中耳に液体がたまって聞こえが悪くなる病気です。気づかれないまま長期間見過ごされてしまうことがあり、言葉の発達の遅れや、学習の妨げにつながる場合があり注意が必要です。
鼻の症状もある時には、鼻水を吸い取る処置やネブライザー吸入をし、必要に応じて抗生物質や漢方薬を使います。治療の効果が少ない時は、鼓膜を切開し、中に貯まった液を吸い出します。それでも繰り返す時には、切開した鼓膜にチューブを入れて、液体が中に貯まらないようにします。
耳の穴から鼓膜までの外耳道のかゆみ、痛み、腫れ、膿がでるなどの症状の病気です。
耳の掃除(耳かき)をしすぎによることが多いです。耳の穴の腫れ、耳だれのために、耳がつまったような症状や、聞こえにくくなることもあります。
カサカサな乾型とネバネバな湿型があります。日本では7、8割が乾型です。普段の掃除も本来は必要ありませんが、気になるときは綿棒で掃除するのをお勧めします。
耳かきで掃除しすぎると、外耳炎になることもあるので、注意してください。特に小さいお子様の場合、耳の穴が大人より狭く、掃除中に子供さんが急に動いてしまって、外耳道や鼓膜が傷つくこともあるので、耳垢が取れない場合は無理をせず、耳鼻科を受診しましょう。